精密溶接・レーザー溶接を行う「ウェルテック舎」では、これまで培ってきた精密な技術力を駆使して、スチールベルトの製作も承っております。スチールベルトは、精密な動力伝達、クリーンルーム、食品搬送などの現場で使用されている製品です。
こちらのページでは、当社のスチールベルトの概要や強み、製作の流れについてご紹介します。お客様のご要望にできるだけ沿えるよう努めてまいりますので、スチールベルトの製作はお気軽にご相談ください。
スチールベルトとは主にステンレス鋼を使用して、オープン状またはエンドレス加工を行い、動力伝達用や搬送用として使用するベルトです。高張力なので伸びはきわめて少なく、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性、耐候性、クリーン性、平坦性などに優れています。
ステンレス板を突き合わせ溶接したベルトです。主にレーザー溶接機を用いて接合し、ベルト母材への熱ダメージや溶接部への凹凸、熱による歪みを極力減らしています。動力伝達用や搬送用、高機能フィルムの圧着など、用途や分野を問わず利用可能です。
ステンレスは防塵や帯電・耐熱性に優れている素材なので、その耐熱・耐蝕性から滅菌・洗浄が簡単に行えます。このため、医療品生産や食料生産の現場で特に活用されています。
スチールベルトに穴加工を施したベルトです。この加工によって、高精度な位置決めや、ワークをクランプする冶具の取り付けが行えます。当社の製品では、特殊なカット技術により溶接部を挟んだ孔間ピッチは±0.03mmを実現しています。
エンドレスベルトに対し、帯状のベルトをオープンベルトといいます。動力伝達に用いられることが多く、産業用ロボット等の反復運動等に適しています。当社は、SUS304、316、632J1、J2等、ご使用される目的に合った材質をご提案可能です。お気軽にご相談ください。
当社は創業以来、50年近くにわたって微細な物の溶接を得意としてまいりました。YAGレーザー溶接機やTIG溶接機を使い、各種センサーや計測器、真空容器、ソレノイド・バルブ部品、小型ギア等の委託加工を承っております。
こうした精密溶接の技術を薄型スチールベルトの製作にも活かしております。薄板の溶接技術を保有しているため、厚板を溶接後に圧延するといった工程が不要で、低コスト・短納期の提供が可能です。
さらに、豊富な経験と保有設備から複合的な加工を一貫して自社生産できるため、お客様のご要望をすぐに製品に反映することもできます。こうして、お客様のご要望に沿ったスチールベルトのご提供を短納期で実現しているのです。
様々な工場で使われる油ですが、水と一緒に排出される場合は、油のみを回収する装置が必要です。これを行う装置が「オイルスキマー」で、水面に浮いた浮上油を回収します。樹脂ベルトもありますが、スチールベルトのほうが着油性、除去性に優れています。
当社のオイルスキマー用スチールベルトは、接合部をレーザー溶接しており、従来品より凹凸が小さいのが特徴です。厚さ0.045mm~、幅5mm~と、メーカーならではのオーダーメイドに対応できます。
また幅55mm、長さ1500mmまでであれば、特殊な圧延加工を施すことが可能です。この圧延加工によって、平坦度に優れた高寿命なベルトに仕上がります。さらに、全周圧延ベルトより製造工程数が少なくてすみ、短納期・低価格でご提供できるというメリットもあります。
弊社にご指定の板厚・幅の素材の在庫がある場合でしたら、最短3日で納入可能です。様々なメリットのあるスチールベルトをどうぞご検討ください。
スチールベルトのよさを知っていただくために、当社では1ヶ月無償で貸し出しを行っています。現在ご使用中の樹脂ベルトやスチールベルトのサイズ(周長、幅、スチールベルトの場合は板厚)、プーリー径をお知らせください。最適なサイズのスチールベルトをお送りします。
なお、無償貸し出しはユーザー様一社に1本と限らせていただきます。1ヶ月の試用期間が終わりましたら、着払いにてご返却ください。1ヶ月の試用後に引き続きご使用されたい場合は、お見積もりさせていだきます。
お見積もりにご満足いただけなければ、着払いにてご返却ください。お見積もりにご満足いただき、追加で3本以上ご注文いただけましたら、貸出用ベルトは無償でそのままご使用いただけます。どうぞご検討ください。
当社のスチールベルトのご注文から製作までの流れは以下の通りです。
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