さまざまな溶接を請け負っている「ウェルテック舎」が、精密溶接において今まで精密溶接で関わってきた業界と、印象的なエピソードについてご紹介します。対応できる業種・業界を確認しつつ、当社の溶接における想いや内輪話に関してもご確認していただけると幸いです。
また、下記に記載している車関連・電化製品関連、食品の生産設備の部品関連など以外の業界に関しても、幅広く対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
医療、自動車、食品、電機、ロボット、半導体等
山梨県のとある会社から半田槽・穴修理に関する依頼を受け、現地に出張溶接をしに行くこととなりました。問題の箇所はプリント基板の生産ライン内にあるため、事前に状態を確認することができず、あらゆる対応を想定した準備をしてラインが休止する休日に現地入りしました。
実際に調べてみると修理箇所は半田による侵食が起こしており、金属特性を聞くために半田槽メーカーの担当者の方に連絡。特性からTIG溶接が最適と判断し、今後も穴に成長すると思われる侵食痕にも肉盛りをして、約1時間で修理完了しました。簡易的な浸透探傷検査では合格でしたが、最終確認のために約4時間かけて半田を再溶融。半田の漏れはなく穴は塞がっており、問題をすべて解決することができました。
現場の担当者の方は2ヶ月前から漏れの対策を講じたようですが、どれも有効ではなかったようです。当社の修理で穴が塞がった事により「今夜は美味しいビールが呑める」という言葉をいただけたことが何よりうれしかったことを覚えています。
仕事の合間の昼食に寄った常連のラーメン屋で寸胴鍋の取手の修理依頼を承りました。お店の方に事情を詳しく聞いたところ、煮えたぎった出汁が入った寸胴鍋を持ち上げようとしたところ、取手が外れて危うく大火傷をするところだったらしいです。
実際に外れた箇所を確認してみると、常日頃から溶接を行っている私たちからしたら、とんでもない溶接方法が施されていました。寸胴鍋メーカーは鍋の専門家かもしれませんが、金属、特に溶接の専門知識を有していないようです。ケガ、火傷、命に関わる事故がないように、修理箇所以外の取手も補修も行って完了。
同様のケースがあるといけないので、他の馴染みのあるラーメン屋にも声をかけて修理を進めています。本Webサイト上でも全国の同じ寸胴鍋を使用している飲食店に対しての注意喚起になればと考えています。
日本語が堪能な外国の方から、エキゾーストパイプの途中をカットし、アクチュエーターを取りつけたいとの相談を承りました。取りつけ部のパイプのカットが難しく、他の業者では断られたようです。 当社のワイヤーカットで高精度な切断を行い、アクチュエーターを溶接して完了しました。当社のスタッフが車好きと知ったためか、後日、取りつけたマフラーのロータリーサウンドをわざわざ聞かせに来ていただきました。
copyright© レーザー・プラズマなど用途に応じた精密溶接 | WELTEC. All Rights Reserved.