機械の製造や修理、オーダーメイドなどには溶接の技術が欠かせません。万一の事故を防ぐためにも、適切な方法で精密溶接を施すことが大切です。溶接の方法には種類があり、材料や用途に合わせてフレキシブルに変える必要があります。こちらでは、精密溶接の基礎知識をご紹介します。
精密溶接は大きく5種類に分けることができます。
スポット溶接やプロジェクション溶接はいわゆる抵抗溶接で、溶接したい部位を挟み込んで加圧し、その部分に熱を発生させる方法です。アーク溶接は、接合させる溶接材と電極の間にアークを発生させて局部を溶かします。レーザー溶接は集光レンズで熱を照射して溶接するという新しい手法です。浸透性が高く、高品質な精密溶接ができるのがレーザー溶接の特徴です。また、真空状態でフィラメントを加熱して電子を放出させ、ビームを形成・溶接するという電子ビーム溶接も広く使われています。
状況に応じて精密溶接の手法を使い分けることが、強度の高い溶接を施すためのポイントとなります。
冶金の接合方法には融接や圧接、ろう接といった種類があります。接合強度を増したいときは融接、薄板をスマートに溶接する場合は圧接を選ぶのがよいでしょう。ろう接は2枚の板の間にろう剤を流し込んで溶接する方法で、異なる素材を溶接したいときに適しています。溶接の強度を増すためにも、適切な溶接の手法を選択することが大切です。
レーザー溶接機は他の溶接方法に比べ、小さく絞り込めるという利点があります。集光レンズがセットされており、エネルギーを高密度化できるのが大きな特徴です。局所を正確に溶接できるレーザー溶接なら、きれいな仕上がりが期待できます。レーザー溶接機は熱影響が少ないため、融点の異なる材料を接合するときにも活用できます。また、加工反力が発生しないという点も特徴といえるでしょう。
レーザー溶接機を使ったパイプの加工では、気をつけたいポイントがあります。例えば、照明用の光ファイバーがある小径パイプを溶接する場合、レーザー光の幅が狭くなり、深くまで溶け込みやすいというリスクを意識しなくてはなりません。溶接時に光ファイバーを損傷させないよう、作業を行う必要があります。パイプの加工面になめらかに溶接ビームを作るのが、上手く溶接するためのポイントです。丁寧に溶接することで接合部分が目立ちにくく、きれいな外観に仕上がります。
精密溶接の手法は様々で、その種類によって溶接の強度や仕上がりの美しさも大きく異なります。溶接の基礎知識を十分に把握したうえで、適切な溶接を施すことが大切です。ウェルテック舎では、お客様のご要望に合わせた溶接の種類や方法をご提案しています。基礎知識に関しても丁寧にご説明させていただきます。レーザー溶接などの精密溶接をご希望の際は、お気軽にウェルテック舎までお問い合わせください。
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