溶接時の悩みとして、溶接ひずみの発生を挙げる方も多いでしょう。溶接ひずみによる変形が起きると製品の寸法が合わなくなり、見た目も悪くなります。品質維持のためにも溶接ひずみに対処する必要があります。こちらでは、溶接ひずみが起きる原因や防止策について解説します。
溶接では、材料となる金属の中央を加熱する必要があります。金属を柔らかくして圧迫し、その後冷却することで金属部分をぴったりと溶接できます。しかし、この工程時に金属が溶けて広がったり膨張・収縮したりすると、溶接ひずみが起きてしまいます。特に単位時間あたりの入熱が過大だった場合、ひずみの原因となるため注意が必要です。溶接速度が遅いTIG溶接などは金属が溶けて膨張しやすくなるため、製品に大きな溶接ひずみが出てしまいます。
もともと平らだったはずの板が、溶接の熱によって溶けて変形することはとても困るものです。溶接ひずみは製品の見た目を悪くするだけでなく、精度や性能の低下につながります。溶接ひずみを起こさないよう溶接箇所を小さくするという方法もありますが、強度が低下するリスクが考えられます。溶接ひずみが起きた部分のひずみ取りをするのも一つの方法です。しかし、ひずみ取りにはプレス修正や加熱処理などの手間がかかります。コスト面を気にする場合、あえてひずみを取らずにそのままにすることもあります。
溶接ひずみの防止策として以下が挙げられます。
溶接の手法はTIG溶接やMAG溶接、レーザー溶接やアーク溶接など様々です。手仕事で行う溶接やロボット溶接機を活用した溶接など、溶接の手段も数多くあります。現在の溶接方法で溶接ひずみが起きやすい場合、別の溶接テクニックを採用することも防止策となります。
溶接ひずみが起こらないよう治具で固定する方法も有効です。精度の高い溶接を行う場合、固定治具を取り入れてみるのがおすすめです。
溶接ひずみによる変形は金属の接合につきものですが、製品クオリティの低下はやはり困るものです。溶接ひずみを発生させないための方法をご紹介します。
適切に測定して溶接すれば、ひずみの影響を最小限に抑えることができます。熟練の作業員に溶接を任せるのも、ひずみを発生させないための方法です。
歪みのない製品を作るために、レーザー溶接の導入を検討する方法もあります。レーザー光で金属を溶解させて接合するため、圧迫などの歪みが起きず、効率よく製品を作り上げられます。
高品質な製品を製造するにあたり、溶接ひずみは非常に困る問題です。この問題を解決するためには、専門的な知識・ノウハウを持つ業者に依頼することがポイントになります。ウェルテック舎では、高い技術力を持つ熟練の職人が溶接作業に対応します。溶接ひずみの原因や防止策などについても丁寧にご説明しますので、気になることはお気軽にお問い合わせください。
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